ギュスターヴ・モロー展
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9/24(土)、新宿に用があったので、ついでにと、上野のドレスデン美術展を見てからと思っていたが、ネットでみると、それは終わっていたので、渋谷のザ・ミュージアム:ギュスターヴ・モロー展
(10/23(日)まで)を見てきた。あいにくの台風による雨の中だったが。
世紀末ウィーンの耽美的な画家、クリムトと混同していて、まず驚いたのは、おや、モローはフランスの画家だったのか!!ということ。ジャンヌ・モローという一世を風靡した女優もフランス人なのだから、勘違いするはずはないのだがが。
上記のホームページには、「神話や伝説の世界を題材に、19世紀末のパリにおいて独自の耽美世界を構築した象徴派の巨匠ギュスターヴ・モロー(1826-1898年)(中略)
「自分の内的感情以外に、私にとって永遠かつ絶対と思われるものはない」とし、近代化の中で人々が置き去りにしてしまった心の世界に思いを馳せました」とある。
他の美術展や外国の美術館で、モローの小さい絵はいくつか見たことがあるが、それらはいずれも準備中の習作であることが多いようだ。写真のパンフにあった「一角獣たち」や「エウロペの誘拐」「レダ」「オイディプスとスフィンクス」など、はじめて見る大きな美しい絵も多く展示されていた。そして、それにいたる数多くのデッサンや習作も数多く展示されており、モローは制作に時間も労力も大いにかけていたことがるよく分かる。
モローといえばサロメ。ユダヤのヘロデ王の要望に応じて7つつのヴェールの舞を踊ったサロメが、その褒美にと、要求した予言者ヨハンの首を描いた「出現」の大作。
高校の頃だったか、オスカー・ワイルドの戯曲「サロメ」を読んだ記憶があり、会場で売っていた本を懐かしくなって買い求めた。ワイルドの戯曲(1891年)が先で、モローの絵が後と思っていたが、どうやら逆らしい(モローの絵は1876年)。リヒヤルト・シュトラウスのオペラ「サロメ」(1905年)も見ている。これは戯曲そのもののオペラ化。衛星放送で見たものには、月光のもと、一瞬、全裸になり、次の瞬間、舞台の照明が落とされるという演出もあった。
モロー展は思った以上によかったので、会場で売っていた絵が中心の「ギュスターヴ・モロー」(鹿島茂 2005/7 第2刷 六曜社)も購入してきた。
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投稿: Lifo | 2005.11.07 03:19 午後